各自治体の緑の実態を把握し、緑の環境の変化を解析するとともに、緑地のもつ環境機能や樹木の保存状況、生け垣、屋上緑化などを調査し、緑化行政を推進するうえでの基礎資料を作成しています。
合わせて官・民一体の「緑の保護・回復」「緑のまちづくり」のための「緑の基本計画」も手がけています。
基本・詳細調査
空中写真より樹木、樹林に覆われた部分(樹木被覆地)と草地、「農地」、屋上緑地を緑被地として、裸地や水面も判読して面積割合を抽出します。
集計された緑被率は、今後の緑の施策に重要な数値となります。
独自調査
緑に関する施策実態や自然環境などを把握するために現地にて、樹木・生け垣・壁面緑化・屋上緑化・樹林地・街路樹・緑視率ほか生物、景観、湧水に関する現況調査などがあります。これらを基に緑化計画や助成の見直しの資料になり、「緑の基本計画」では重要な資料となります。
緑の実態調査GISシステム
業務で取得した情報をすべてデータ化し、DMデータや住宅地図等の地図データと空中写真のオルソ画像データに重ね合わせることによって、現況実態の視覚的把握と合理的管理を行い、緑化施策に有効に活用できるシステムの構築を行っています。
昨今の「地球温暖化現象」や「ヒートアイランド」など都市環境において、緑の緩和効果は重要性を増しています。人と緑の共存を重視した見方で今後の緑化施策の協力をしていきます。